2014年4月24日木曜日

賈樟柯 / 三峡好人

Date: 2014-04-24
Type: Movie
Artist: 賈樟柯 (Jiǎ Zhāngkē)
Title: 三峡好人 (長江哀歌)
Year: 2006
Theatre: BAUS Theater
Price: JPY 1,400


Comment:

閉館間近のバウスシアターで中国映画の特集。15:15スタートの「世界」を観るつもりだったけど、時間が余っていたので、まずは13:00スタートの「長江哀歌」を先に観て、それから「世界」をどうするか考えることにしたんだけど、結局2本とも観てしまった。流石に2本続けて観ると、少々疲れたが、どちらもいい映画だった。近く、最新作「罪の手ざわり」が公開される予定ということで、楽しみ。



三峡(Sānxiá)は中国の長江本流にある三つの峡谷の総称らしい。画像検索してみると、映画の雰囲気がばっちり蘇る。場所は内陸で、武漢と重慶の間くらいのようだ。


夔門は、10元札の裏になっている場所だと、映画に出てきたな。10元札の裏、今度必ず見てみよう。

しかし、あんなに曇ってばかりの天気で暮らしてたら、気が滅入りそうだな。1日肉体労働して60元。山西省で炭鉱夫が200元って話もすごい。中国公開は2006年の映画だから、2005年くらいの現実。今はもっと賃金が上がってるはずだな。

言葉は凄く訛ってて、あまり聞き取れず、時々は分かる程度だった。でも、中国の田舎の風俗がとても興味深かったな。最初から不思議だったのは、上半身裸の男が多いこと。田舎の肉体労働者はそんなもんかも。タバコも皆吸ってる。一日の労働が終わって宿の食堂に集まって、酒を呑みながらタバコを吸う。意外だったのは会話の少なさ。もっといつも大騒ぎになるかと思いながら観たけど、結構静か。ダムの工事事務所かなんかでの口論の場面は期待通りだったけど。

ビルがロケットみたいに飛んでいくシーンや、高層ビルの上の綱渡りのシーンはいったい何だったんだろう?




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