2014年4月29日火曜日

いつか行くべき時が来る / ジョルジョ・ディリッティ

Date: 2014-04-29
Type: Movie
Artist: Giorgio Diritti (ジョルジョ・ディリッティ)
Title: いつか行くべき時が来る (Un giorno devi andare)
Year: 2013
Theatre: 有楽町朝日ホール
Price: JPY 1,700

Comment:
地味な映画は好きなんだが、これは中盤ちょっとつらかった。Amazonの自然が圧倒的に迫ってくることを勝手に期待していたのだが、それはそんなでもなかったかな。西表島を思い出したけど。この消化不良の気分の大部分は、きっと、テーマがキリスト教徒深く関わっているためだと思う。

映画をみて、製作者が何を言いたいかが分からなくても一向に構わない。なにかが引っかかって、なんとなく分かるような気がするだけで十分だ。この映画はものすごく思わせぶりなんだけど、分かったような気になれなかったな。

少し時間が経過したら、いくらか消化して別の感想が浮かんでくるかな。



2014年4月28日月曜日

TOTO / 2014-04-28 / 武道館

Date: 2014-04-28
Type: Live
Artist: TOTO
Venue: 武道館
Fee: JPY10,500

Comment:
予想以上に楽しいライヴだった。4-5年前に見た時にはLakatherだけが目立っていたような印象で、TOTOはLukatherのBandになったんだなという感想だった。

今回はDavid PaichとSteve Porcaroがいたのが大きかっただんだろう、僕の知っている、ちょっと翳のある曲が似合うTOTOだと思った。やっぱこの3人が揃ってTOTOなんでしょう、今回観てそれがよく分かった。

Turn Backからの曲が少なかった、というかメドレー的にGoodbye Elenoreやっただけのはず。I Think I Could Stand You Foreverなんか聴きたかったな。ま、でも、HydraとSt. George and the Dragon を続けて演ったり、99からWhite Sisterへの流れが鳥肌ものだったりして、素晴らしい。

そう、TOTOはガハハな産業ロックだけじゃない、憂いを含んだ曲調が魅力のバンドで、それはたぶん、Paichのピアノの果たす役割が大きかったんだな。このメンバーを生で観て、初めて分かった。


 

2014年4月25日金曜日

Bonnie Raitt / Original Album Series

Date: 2014-04-25
Type: 5CD
Artist: Bonnie Raitt
Title: Original Album Series
Year: 2011
Contents:
   Streetlights (1974)
   Home Plate (1975)
   Sweet Forgiveness (1977)
   The Glow (1979)
   Green Light (1982)

Store: amazon.co.jp
Price: JPY 2,090
Discogs Link



Comment: これも一気には聴かない。少しづつだな。














デビュー4作目の作品。夜が似合う、落ち着いた曲が並ぶ。いい声してる。

 

 

 

Mahavishnu Orchestra / Original Album Classics

Date: 2014-04-25
Type: 5CD
Artist: Mahavishnu Orchestra
Title:  Original Album Classics
Year: 2010
Contents:
   Inner Mounting Flame (1971)
   Birds Of Fire (1973)
   Between Nothingness & Eternity (1973)
   Apocalypse (1974)
   Visions Of The Emerald Beyond(1975)
Store: amazon.co.jpPrice: JPY 2,171
Discogs Link

Comment: このシリーズは素晴らしいコスト・パフォーマンスなんだけど、一気に5枚ってのは処理しきれないんだよね。入手ができる時に買っておいて、しばらく放置し、機が熟したら少しづつ聴いていくのが良いね。





で、1ヶ月以上放置した後に、まずは1stからってんで聴き始めた。丁度最近、Tommy BolinからBilly Coghamに行って、そうなると次はMahavishnu Orchestraになるのが自然な流れ。

聴いてみると、これ、いいなあ。Jazz RockにViolinってたまらん。Jean-Luc Pontyもいいけど、少し甘いムードで、暗さが足りない。これは暗いな。Guitarがいるのもいいし。Billy CoghamのDrumsもぴったり。Guitar, Violin, Keyboardでユニゾンのフレーズ決める所なんか、たまらないね。

Violin playerはJerry Goodmanね。初耳だと思う。








2014年4月24日木曜日

賈樟柯 / 世界

Date: 2014-04-24
Type: Movie
Artist: 賈樟柯 (Jiǎ Zhāngkē)
Title: 世界
Year: 2004
Theatre: BAUS Theater
Price: JPY 1,400


Comment:

こっちも面白かったが、やはり2本目は集中力がきついか。こっちもみなタバコ吸ってたな。オリンピック直前の北京はあんな感じか、なるほど。警備員の給料が200元プラスってのは月給じゃないな、日給の話のはず。

飛行機に乗ってるのはどんな人だろう、自分の知り合いには飛行機に乗るようなやつはいないとか、晩飯喰って酒飲んで、それから工事現場で仕事して事故になるエピソードとか、哀しい。

両方の映画の主演女優が同じってのが不思議。どうしても、そう見えない。ロシア人達が、なんか可哀想だったな。ウランバートルに妹がいると言っていたが、ウランバートルってモンゴルの首都だもんな、やっぱ苦労してるんだろうな。



賈樟柯 / 三峡好人

Date: 2014-04-24
Type: Movie
Artist: 賈樟柯 (Jiǎ Zhāngkē)
Title: 三峡好人 (長江哀歌)
Year: 2006
Theatre: BAUS Theater
Price: JPY 1,400


Comment:

閉館間近のバウスシアターで中国映画の特集。15:15スタートの「世界」を観るつもりだったけど、時間が余っていたので、まずは13:00スタートの「長江哀歌」を先に観て、それから「世界」をどうするか考えることにしたんだけど、結局2本とも観てしまった。流石に2本続けて観ると、少々疲れたが、どちらもいい映画だった。近く、最新作「罪の手ざわり」が公開される予定ということで、楽しみ。



三峡(Sānxiá)は中国の長江本流にある三つの峡谷の総称らしい。画像検索してみると、映画の雰囲気がばっちり蘇る。場所は内陸で、武漢と重慶の間くらいのようだ。


夔門は、10元札の裏になっている場所だと、映画に出てきたな。10元札の裏、今度必ず見てみよう。

しかし、あんなに曇ってばかりの天気で暮らしてたら、気が滅入りそうだな。1日肉体労働して60元。山西省で炭鉱夫が200元って話もすごい。中国公開は2006年の映画だから、2005年くらいの現実。今はもっと賃金が上がってるはずだな。

言葉は凄く訛ってて、あまり聞き取れず、時々は分かる程度だった。でも、中国の田舎の風俗がとても興味深かったな。最初から不思議だったのは、上半身裸の男が多いこと。田舎の肉体労働者はそんなもんかも。タバコも皆吸ってる。一日の労働が終わって宿の食堂に集まって、酒を呑みながらタバコを吸う。意外だったのは会話の少なさ。もっといつも大騒ぎになるかと思いながら観たけど、結構静か。ダムの工事事務所かなんかでの口論の場面は期待通りだったけど。

ビルがロケットみたいに飛んでいくシーンや、高層ビルの上の綱渡りのシーンはいったい何だったんだろう?




Tommy Bolin / Private Eyes

Date: 2014-04-24
Type: CD
Artist: Tommy Bolin
Title:  Private Eyes
Year:1976
Store: amazon.co.jp
Price: JPY 691
Discogs Link
Comment:
こっちもVocal曲が多いが、ちょっと馴れて来たのか、結構いける。ファンキーな曲調Post Toasteeはちょっと押し出しの強いヴォーカルと長めのギターソロ、意外な展開とテンコ盛り。
 


2014年4月20日日曜日

Billy Cobham / Spectrum

Date: 2014-04-20
Type: CD
Artist: Billy Cobham
Title:  Spectrum
Year: 1973
Store: amazon.co.jp
Price: JPY846
Discogs Link
Comment:
なんか好き、こういうJazz Rock。初めて聴くのに懐かしく感じる。Romantic Warrior辺りに近いのかな。

Jeff BeckがやってるStrutusは、実はTommy Bolinがオリジナルのプレイヤーだったのね。 

Marc Ford / Holy Ghost

Date: 2014-04-20
Type: CD
Artist: Marc Ford
Title:  Holy Ghost
Year: 2014
Store: amazon.co.jp
Price: JPY 1,966
Discogs Link
Comment:


やけに方の力が抜けてレイドバックした雰囲気のアルバム。アコースティック弦楽器が中心で、ミドル・テンポの曲がずらっと並ぶ。まあ、そういう歳ってことなのかな。こっちも歳だし、そういう意味では楽しめる。



2014年4月8日火曜日

Tommy Bolin / Teaser

Date: 2014-04-08
Type: CD
Artist: Tommy Bolin
Title:  Teaser
Year: 1975
Store: amazon.co.jp
Price: JPY2,373
Discogs Link
Comment:

Tommy Bolinはチェック漏れだった。子供の頃、パープルのラスト・アルバムへの評価は著しく不当だったためかも知れない。Come Taste The Bandは、Tommy BolinとGren Hughesのアイデアが存分に発揮された、バンドとしての演奏も勢いと円熟が同居した傑作だった。

本作はパープル加入以前に発表したファースト・ソロ "Teaser" と、Tommy Bolin and Friends の "Great Gypsy Soul"をカップリングして3枚組で発売された、お買い得版。


Teaserは実に自由に、やりたいことをアレコレやってる印象。歌ものの比率が高く、インストは2曲しかないが、やっぱりインストの方が聴き応えがあるように感じる。



2014年4月4日金曜日

のぞいてびっくり江戸絵画 / のぞいてびっくり江戸絵画


Date: 2014-04-04
Type: Art Museum
Title: のぞいてびっくり江戸絵画
Museum: サントリー美術館
Price: JPY 1,200
オフィシャルサイト

Comment:

もしかすると近代美術が好きかもと、最近思ってる。東京には美術館が沢山あるんだから、平日に休めるなら美術館もいい。休日は激混みで疲れるから。そう思って調べてみると、サントリー美術館で面白そうな企画展をやってるのを見つけた。全然近代美術じゃないけど。

行ってみると、ほぼ期待通りでとても楽しめた。江戸の版画っていいな。なじみ深い、この辺りの地名が沢山出てきて、ああ、こんな感じだったのかと思う。落語に出てくる大店の様子はこんなだったのかな。


広重の深川洲崎十万坪なんて、もろに住んでるあたりの江戸時代の景色なわけで。その頃はこんなに荒涼としてたのか。

版画だけじゃなく、企画全体が良く練られてて最後までじっくりと楽しめた。平日の美術館は中々良いね。今度は木場の美術館に行ってみよう。




オーバー・ザ・ブルースカイ (The Broken Circle Breakdown) / Felix Van Groeningen

Date: 2014-04-04
Type: Movie
Artist: Felix Van Groeningen
Title: オーバー・ザ・ブルースカイ / The Broken Circle Breakdown
Year: 2012
Theatre:ユーロスペース
Price: JPY 1,800
日本オフィシャルサイト

Comment:

最近、ヨーロッパの映画ばっかり観てる。これはベルギーの映画。悲しい映画だった。映像は美しく、音楽も素晴らしい。でも悲しい。ラスト近くのショーのステージ最後の曲での歌詞と、二人の表情が印象深く、心にのこる。

ベルギーにブルーグラスバンドが本当にいるのかな?

しかしなんでThe Broken Circle Breakdownがオーバー・ザ・ブルースカイになるんだろう?ブロークン・サークル・ブレークダウンか、ブロークン・サークルじゃダメだったのか?ブルーとスカイの間に中黒は入らないのか?など、疑問は尽きない。


 こちらはオリジナルのフライヤー